メダカの赤ちゃんの育て方1

前回は、メダカの赤ちゃんが生まれてから、まずは2週間(安定期までの目安)を目指す飼育方法を書きました。
今回から2回にわたって、メダカの赤ちゃんのいわゆる安定期の飼育の注意点について書きます。

・餌の与え方
メダカの赤ちゃんに与える餌は、細かいベビー用の餌と前回も紹介しましたが、2週間経っても赤ちゃん用の餌で大丈夫です。
メダカの生育は、飼っている水槽の大きさにかなり関係するようです。
私の家のメダカちゃんたちは、家の中の水槽と庭のタライの中の合計3カ所で飼育していますが、家の中の水槽のメダカは、横に太くなりがち(太りがち)の体型になりますが、庭のタライで飼っているメダカは細長く大きい印象があります。
したがって、赤ちゃん用の餌から大人メダカ用の餌に移行するタイミングはメダカの生育を自分の目で見て、「そろそろ大人用の餌も口に入るな」という時期でいいと思います。市販の餌を見てみると、ベビー、子メダカ、親メダカの3段階用の餌があるようです。
私の家は、ベビー用と親メダカ用の餌を各2種類ずつ使っています。

・外敵に注意
特にメダカの赤ちゃんを外で飼っている場合、微生物が絶えず外の水槽やタライの中に入っている場合が多く、ヒドラという微生物には要注意です。
私の家では、ネットや定期的な観察を行っているから、未だにヒドラは見たことがないですが、ヒドラは長い触手を持つ小さな生物で、どこからともなくやってくる感じです。
その触手で小さな赤ちゃんを捕らえて食べてしまうため、見かけない生物がいればできるだけ駆除する方針でお願いします。
また、子メダカ、親メダカ関係なくヤゴ(トンボの子供)には要注意です。肉食で体も大きいため、メダカを食べてしまいます。外で飼う場合、ネットをしていないと知らないうちにトンボが卵を産んでしまい、発生します。
こちらも外で飼う場合ですが、猫にも注意です。興味のあるものを触って倒してしまう場合があるため、倒れやすい容器で飼うことには十分注意してください。

・水かえ
前回にもお話しましたが、メダカちゃんが小さい時は、数の把握も難しく、水かえ時に誤って流してしまう可能性もあるため、中が見やすい柄杓を使い少しずつ水を取って換えるか、スポイトを使い、底に落ちている餌やフンを少しずつ取るなど注意して水かえを行います。水槽の水を全部換えるような大規模水かえのタイミングですが、自分の目で見て、「そろそろ大きくなったから網で1匹ずつすくって、水かえができるな。」という自分の感覚やタイミングで大丈夫です。

・酸素ポンプについて
メダカを飼う場合、酸素ポンプを入れるか迷いますが、メダカが小さなうちはポンプによってできる水流がストレスになる場合があり、水流を弱めるか、入れない方法もあります。私の家では子メダカ親メダカ関係なく、酸素は入れていません。水草のみです。
心配な場合は、ホームセンターやペットショップに売っている酸素の出る石などを置いておくといいと思います。

メダカの赤ちゃんが生まれたら。

前回までは、メダカちゃんの卵をとって、ふ化をさせる準備まで紹介しました。今回は、メダカの卵がふ化して、赤ちゃんが生まれたときの飼育法や知識を紹介します。

・メダカの赤ちゃんの特徴
メダカちゃんの赤ちゃんは、針子と言われるくらい、針の先のように細く小さく、肉眼でみることが困難なくらい小さいです。体も透き通っているので、生まれたばかりでは、メダカの種類がわかりにくいです。透き通っていることにより、食べた餌の色がそのまま見えることが、可愛いですし、不思議な感じがします。
ただ、私の家で生まれたメダカちゃんを見ていると、黒メダカの赤ちゃんは、初めから黒っぽくて、すぐにわかる子もいます。水槽で飼っている人は、横から見ても面白いですよ。
よく見てみると、お腹のあたりに袋みたいなものがあります。これは、養分が入っている袋で、生まれて3日目くらいまでは、この袋から養分を取るため、餌を食べなくてもいいと言われます。3日を超えたら必ず毎日餌をあげてください。

・3日目を超えたら
メダカの赤ちゃんのお腹の袋が見えなくなったら、餌は毎日欠かさずにあげます。一般的に生後2週間は、餌をうまくとれないメダカちゃんは、命を落としてしまうと言われています。メダカの赤ちゃん用の細かい餌を毎日与えてください。餌の量は難しいですが、小さいスプーンの先に少しのせて、手を小刻みに揺らしながら少しずついれるなど、食べ残しが多く発生しないようにしてください。
しかし、仕事や学校がある私たちには、毎日餌を与えることは不可能に近いから、プランクトンが発生しやすい水草を入れておくか、お留守番用の餌を入れるなどして対策をすることをオススメします。
メダカは基本的に1匹につき水1リットルと言われますが、この赤ちゃん時代は多少多くても問題はないです。

・水かえは必要か?
メダカの赤ちゃんにとって、生まれた時の水が最良の水と言われています。したがって、水かえは著しく水が汚くなった時以外は換えなくていいです。
ちなみに私の家のメダカの赤ちゃんは、生まれて25日くらい水を換えませんでしたが、元気に泳いでいてくれました。食べ残しの餌が浮いていたら小さいスプーンで少しずつ取る程度でいいかと思います。
心配な場合は、5分の1程度、水かえをするのもいいかもしれません。ただし、まだメダカの赤ちゃんは小さく見にくいため、明るい場所で十分時間を取って水かえは行ってください。

・まずは、生後2週間を目指して。
メダカの赤ちゃんは、生後2週間が最大の難関と言われています。水温に注意し、餌の量や水質の悪化には敏感になってください。

メダカの卵の取り方とふ化のさせ方

メダカちゃんが卵を水草や産卵床につけたあと、卵を人の手でとってふ化させる方法を紹介します。
メダカは、前回も紹介しましたが、子育てをする概念はなく、餌と間違えて子メダカを食べてしまう場合もあるので(悪気はないですが・・・)、人の手で取ってふ化させる必要があります。
卵は10日から2週間でふ化します。(時には3週間近くになることもある。)

・メダカの卵を取る
メダカの卵を取ることは難しいと思いきや、意外に簡単です。
メダカの卵は小さいですが、非常に丈夫なため、指先で少し押してもつぶれたりはしません。従って、産卵床や水草から取りやすい状態にあります。
受精卵は先に紹介したように固く、指先でつかんでもつぶれません。水草をじっくり見てみると、透明の卵がありますので、優しく指先で引っ張るようにとりましょう。このとき、他の卵も一緒についてくるので、落とすことのないよう、注意して取ってください。
卵の中には、白みがかった卵があります。これは、受精に失敗して、水カビが生えてしまったものです。この卵は残念ながらふ化することはないので、受精卵に水カビがうつってしまわないうちに処分しても大丈夫です。

・卵を水槽に移したら・・・
卵を卵専用の水槽にうつしたら、初めの一週間くらいは毎日水かえをしてください。使う水は、卵のみの場合は水道水でだいじょうぶです。理由は、受精卵でも卵のうちは水カビが生える可能性があります。水道水に含まれるカルキが水カビの発生を防いでくれます。また、水カビが生えてしまった卵があれば、他の卵に移ってしまう可能性があるため、すぐに隔離してください。
ただし、10日から2週間近くになったらふ化する可能性があるので、水かえをしても水道水は使わない方がいいです。ふ化の直前になると、中ではメダカの形ができていて、大きな目が卵の中に見えるようになります。これがまた可愛いです。
この水かえをする場合、直接シンクや地面に古い水を流すと落ちてしまう可能性があります。透明で中の見やすいスポイトなどで少しずつ水を取る方法がいいかと思います。

メダカちゃんの産卵の準備

メダカちゃんを飼い始めて、誰もが「殖やしたい」と思うと思います。
自分も、飼い始めたのは6年前ですが、飼い始めて1ヶ月経ったころから、可愛いメダカを殖やしたいと思いました。
今回は、メダカの殖やし方の準備段階に焦点を当てます。

・メダカを殖やす心得

まず初めに絶対に止めてほしいことをお話します。
メダカは、川や池に生息していて、身近な生き物です。殖やすにあたっても「増えすぎたら川に放せばいい」と考える人もいるかと思います。その考えの人・・・絶対に殖やすことは止めてください。むしろメダカを飼う資格がないです。
理由は、生態系を壊す可能性があります。
ご存知のように、メダカちゃんには、一般的なニホンメダカの他に、ヒメダカ、青メダカ、ミユキメダカ、白メダカなど種類が多いです。また、野生のメダカとはルーツも違います。よって、どの自然にかえしても生態系を壊します。したがって、お世話できる分だけ殖やしてください。

・第一に用意すること。
メダカちゃんが卵を産むことには条件があり、日光など明るい場所で12時間から14時間であること、水温が25度前後であることが条件となっています。
主に春の4月下旬から10月下旬くらいまでが産卵期間です。したがって、まず準備することとして、その条件に合う場所に水槽を置くことが大切です。
ただし、窓辺でも直射日光にあたると、光の焦点によって火災になる可能性もあります。「直射日光が当たらない明るい場所」がいいと思います。

・産卵床の準備
メダカちゃんは、お腹の後ろの部分(お尻)に卵をつけて泳ぎます。そして、その卵を水草などに付けます。よって、産卵床となる水草を用意してください。
産卵床と言われるシダ植物を乾燥させて加工したものがホームセンターで買えます。卵が絡まりやすく、また人間の指で取りやすいメリットがあります。1つくらい用意することをオススメします。

・赤ちゃんが生まれた時の小さい水槽
メダカの赤ちゃんは、生まれると目には見えないくらい小さな体をしています。
親メダカと一緒の水槽にいると、餌と間違えて親メダカに食べられてしまいます。そのため、卵時代から子メダカ専用の水槽に移してあげてください。
大きな水槽でもいいですが、比較的小さめの水槽のほうが見やすくて管理がしやすいです。

・子メダカ用の餌の準備
子メダカは体と同じように口も小さく、大人メダカの餌は大きすぎて食べられません。ホームセンターなどに子メダカ用の餌が売っていますから、1種類でよいので、準備しておくと便利です。

メダカの健康維持について

メダカちゃんを飼育する以上、長生きをしてほしいです。
私の家のメダカちゃんで、最長で頑張ってくれているのは、白メダカちゃんで、今年で3年目に突入しました。今でも餌をよく食べます。
一般的に1年から2年が寿命と言われている中で、ようやく平均まできたな。という感じです。
私なりに調べたり、自分で研究した結果を書きます。

・餌は、刺激の弱いものから与える。
メダカちゃんは雑食で、人工餌から糸ミミズなどの動物性、植物プランクトンなど、あらゆるジャンルの餌を食べます。一般的には、人工餌より糸ミミズなどの動物性の餌が食いつきがいいと言われていますが、6年前に初めてメダカを買ってきた際、2ヶ月は人工餌を与えていましたが、「動物性の餌も食べさせたい」と思い、乾燥糸ミミズを与えたら翌日、水槽でぐったりして、二度と可愛く泳ぐことがなかったです。
ここで、自分なりに出した結論は、メダカにも体質があり、一般的にメダカが好きと言われている動物性の餌でも、生まれ持った体質によって合う合わないがあると思いますやはり、「生まれた時から食べ慣れた餌が一番かも」と感じました。ここは人間と同じかもしれません。
メダカちゃんを買う際、店員さんに、「このメダカには毎日どのような餌を与えていますか?」などと聞いて、同じジャンルの餌を与えていくといいです。

・水温を安定させる。
日本は、夏や冬の気温差が激しく、人間でもきついのにメダカのような小さな体には、本当にこたえる暑さ寒さだと思います。
そこで、この寒暖差を防ぐためには、水の量を増やし、寒暖差を少しでも少なくすることです。
たとえ少ない数のメダカを飼うにしても1匹1リットルの水量は守ってほしいですし、ここは大切にしてほしいです。

・水草や隠れ家を適度に入れる
水草は、光合成をして水槽内に酸素を出すだけではなく、水を浄化する作用や適度にプランクトンを発生させる源になります。
水草が適量あれば、餌を毎日与える必要がなくなり、メダカちゃんも常に餌を食べることができます。
隠れ家については、メダカちゃんの隠れ家になって、ストレス解消の役割を果たします。
メダカちゃんは、ほかの魚より体の割に視力がいいと言われています。私たちが水槽をのぞくと、その姿をメダカちゃんは認識していると言われるほど敏感です。それが時にストレスを溜めてしまう場合もあるとのこと。
時には、誰からも見られずに休める隠れ家が必要です。
また、水草や隠れ家は水槽のアクセントになり、見ることが楽しくなります。

・音に注意
メダカちゃんだけではないですが、大きな音が何回かするようなところにも注意が必要です。
音には、当然振動もあり、水の中も伝わるため、メダカちゃんが驚くことがあります。驚いて水槽の壁や底の石にぶつかるなど、けがの原因にもなります。

普段の水槽のメンテナンス

メダカちゃん水槽の日頃行うメンテナンス

・水槽の壁のコケや汚れについて

メダカちゃんの水槽は、特に夏場ですが水かえを定期的に行っても水垢やコケが生えて、水槽内のメダカが見づらくなる場合があります。時には、水が汚くなったかのように見えます。
そのようになった場合、水かえに近い行為になりますが、市販の水槽のコケとりブラシを買ってきて、当然何もつけずに、水槽の壁をこすってください。その際、コケや汚れが水に浮かびますので、あまりにひどい場合、3分の1程度水かえ、または水に浮かんだコケや汚れを網ですくってください。

・水槽の底の汚れ取り。

メダカちゃんに餌をあげると少し経つと餌が水面からなくなっていることが多いです。これはメダカちゃんが餌を食べてしまったからということもありますが、多くの場合、水槽の底に沈んだものと考えます。また、当然メダカちゃんは多くのフンをします。それらも底に沈んでいます。
底に沈んだ餌やフンからは有害なガスが発生することがあり、定期的に取り除く必要があります。
そこで使えるものが「水槽用のスポイト」です。
ホームセンターなどに売っていて、使い方は、上の空気袋をつかんだまま水槽の底にスポイトの先をあてて、ゆっくり吸い上げることです。
中に入れた状態で空気袋を押さえ込むと、水が舞い上がり、水が汚くなります。十分注意してください。

・水槽を上からも見てみる。
メダカちゃんを見る場合、水槽の横から見る場合が多いです。時には上から見るようにしてください。
上から見ると、食べ残しが浮かんでいたり水に水草などから出た脂分が浮かんでいることが発見できます。上から見る方が、発見できる水の汚れは多いです。少しの脂分の場合は、新品の何もつけていないスポンジやティッシュで吸い上げることで対処できますが、それでも取り切れない場合は小規模な水かえを行います。

留守中のメダカについて

家を留守にする場合、メダカちゃんは?

皆さんは、学校行事や仕事などで、家を何日か留守にする場合があると思います。
私も何日か旅行や仕事で何日か家を空ける場合があり、メダカちゃんが気がかりになることも何度かあります。
特に今年の夏場は暑く、家の中もエアコンなしで35度を平気で超えてしまう日が続きました。

・メダカは何度まで生きられるのか?
メダカちゃんが生きられるのは何度から何度かという点について調べました。
結論から言うと、35度程度の水温でも生きられるほど丈夫とのことです。
ただし、注意してほしいのは、いきなり水温が上がると死んでしまいますし、長いこと30度以上の水温が続くことも絶対にダメです。また、個体差もあるので、すべてのメダカちゃんが30度以上が大丈夫とは限りません。
逆に低い場合、水全体が凍ってしまえば当然メダカちゃんは生きられませんが、水面が凍る程度の水温であれば、水の底のほうで動かずに冬眠状態になり生きていけるとのことです。
夏場に自宅を留守にする場合は、直射日光のあたらない場所に置くなど、気温が上がりすぎない場所に水槽を移しておくとよいでしょう。また、冷蔵庫など常に動いている家電の近くは、意外と気温が高い場合があります。こちらも避けた方がいいと思います。

・餌は食べなくて大丈夫か?
自宅を長く空ける場合、餌をあげられないことが一番の心配だと思います。
しかし、まえのページにも書きましたが、メダカちゃんが餓死をすることはほとんどありません。
メダカが生きていればフンもしますし、そのフンがもとで生まれたプランクトンを食べたり水槽の底に沈んだ餌を食べたりします。したがって、メダカちゃんは上手に餌を探しますから、1週間程度の留守ならば餓死はほとんどしません。
特に水草を入れている場合、水草についた藻などを食べます。
どうしても心配な場合、ホームセンターなどで「留守番用の餌」を買って入れておくことがいいです。
多くの場合、一粒の錠剤タイプの餌から目には見えないくらいの餌が少しずつ1週間ゆっくり餌が溶け出すものが売っていて、餌切れの心配が少なくなります。
水草+留守番用の餌ならば、10日だって心配はないはずです。

・水質について
水質に関しては、気温などの条件や水槽内のメダカの数によるので、うまいアドバイスはできませんが、冬場なら通常でも水かえはしませんので、出かけるからといって、水かえの心配は不要です。
ただし、夏場は出かける5日以内に3分の2の水かえをしておき、水草を入れておくといいと思います。ただし、水草の入れすぎは、日中は光合成で酸素を出すから大丈夫ですが、夜はメダカの必要な酸素を奪いかねないので、入れすぎにだけは十分に注意してください。

メダカちゃん、大規模水かえのコツ

前回までは、メダカ飼育の楽しみ方や簡単な水かえのお話をいたしました。
今回はメダカの水槽の大規模水かえのコツをお伝えします。
大規模水かえとは、水槽の壁についた藻や水垢を落とす目的や水質の悪化による病気の蔓延を防ぐ目的があります。

  • 水かえの準備について
    まず、水かえを行う日ですが、良く晴れた日を選ぶと作業がしやすいです。
    水かえを行うには、以下の準備をしてください。()内は、なぜ必要かの説明です。
    1.バケツ(メダカちゃんを一時的に水槽から出して入れておく)
    2.未使用のスポンジ(水槽の藻や水垢を落とす)
    3.網(メダカちゃんをすくう)
    4.カルキを抜いた水(新たに入れる水)
    なお、水は2日前くらいからバケツに入れてカルキをとばす。
  • 水かえを行う。
    まず、元の水槽からバケツに水を入れ(元の水)、メダカちゃんをすくって、バケツにうつしておきます。このとき、前回までにも伝えましたが、焦らず、動きが速いメダカちゃんでも根気よく、元の場所に戻ってくるのを待ち、丁寧にすくってください。メダカをすくえたら、水槽から水をすべて捨てて、水洗い後、スポンジで水垢や藻をとってください。このスポンジには絶対に洗剤などをつけないでください。洗剤は、落ちたつもりでも微量が残ることがあり、メダカちゃんには大変な害になります。水槽をスポンジでふき終えたら、水洗いをして、きれいなタオルで水滴をふきとってください。このとき、やわらかめのタオルなどで拭いてください。
    タオルでふき終えてから、時間がある場合、日陰で少しの時間干すとよいでしょう。ただし、直射日光のあたる場所では、焦点に光りが集中して、出火の可能性もあるので、水槽を外で扱う場合には、十分注意してください。
  • 最後に水を入れます。
    土管や水草をレイアウトしたら、新しい水を入れますが、水を入れると一時的に細かい汚れが舞い上がり、新しい水でも濁った状態になる場合があります。土管などにめがけて、優しく水を入れると、水が汚れにくく、レイアウトした水草などもバラバラにならずにすみます。
  • メダカを入れます。
    まず、メダカを入れる前に、水温の差によるショックをなくすために、一時的にバケツに入れたメダカちゃんと、これから移す水槽を同じ気温の同じ条件の場所においておくとよいです。
    理由は、水合わせと同じように、同じ水温になったところで入れた方が、メダカちゃんのショックを和らげられるからです。バケツからすくう際も同じように優しく慌てずに行ってください。

メダカちゃんの飼育を楽しむコツ

前回までは、メダカちゃんを家の中に迎え入れ、生活をスタートさせました。
今回は、メダカちゃんのある生活をテーマに、楽しむコツを書いていきます。

  • 置き場所について
    メダカちゃんを飼う以上、常に見える場所に置いておきたいと思います。少しの視線移動でメダカが視界に入るのもかわいいです。
    一般的には、自分がよく過ごす場所(例えばソファや座椅子など)のすぐ近くに置いておくことがいいと感じますが、1,2メートル離した場所に置くのも1つのアドバイスです。
    理由は2つあって、1つめは、メダカのストレスになりにくくするためです。
    メダカは、ほかの魚と同様、視力が弱いイメージがありますが、人間が近寄ってきた。などを感じる程度は目で見てわかるそうです。そのため、自分たちは常にメダカを見ていなくても、メダカちゃんからしたら「見られている。」と感じてしまいがちだそうです。
    ほどよく、時にはメダカから自分たちが見えなくなる場所に置くことがいいかもしれませんね。
    2つめは、自然な動きが見られることです。
    人間が近寄ってしまうと、どうしても驚いて素早く動いた余韻がある動きをしてしまいます。素早く動くなども可愛いですが、せっかくなら自然に近い状態でみたいです。
    私の家のメダカは、遠くで見ていると、上や下に水槽の壁についた藻を食べる様子が見られて可愛いです。

 

  • 水かえについて
    水かえは、家の中で温度が適切に管理されている場合、10日に1回くらい水槽の水の3分の1程度換えることがいいです。
    ただし、単に水槽の上の方から水を取るのではなく、スポイトを使って、水槽の下から水を取るといいです。
    理由は、食べ残しやフンは当然下に溜まるため、それらを掃除する意味もあるからです。
  • 水草について
    メダカちゃんを飼う以上、水槽は1日に何回でも見てしまいます。見た時に見た目がいいと、さらに気持ちが良くなります。
    それを演出してくれるものが水草です。私の家の水草はアナカリスを使っていますが、緑がきれいで、よく晴れた日は光合成で酸素を出してくれているのがよくわかります。また、水質を安定させてくれるため、水が濁りにくくなります。
    水草は自分の好きなようにアレンジできますから、石にくくりつけるなどをして、好きな形にアレンジできます。
    私の家でも両親のアイデアで自然由来の麻ひもで石にアナカリスを固定して、ちょっとした森風にアレンジしています。
  • メダカちゃんの隠れ家について
    メダカちゃんは、意外に泳いでいる中でストレスを感じています。時には暗めのところで休みたいと思うようです。そんなとき、役に立つものが石や観賞魚用の土管です。これらを置いておくと、メダカちゃんの隠れ家になるほか、水槽の見た目がさらに良くなります。
    自宅の庭にある石も使えますが、使う前はよく洗って、水に2,3日つけておいたあと、よく乾かすといいです。また、凹凸があり尖ったものは水槽を傷つける場合があるから十分形には注意してください。

次回は、「大規模水かえ」のコツです。

メダカを水槽に引っ越しさせるコツ。

前回までは、メダカちゃんを家に迎え入れて、道具をそろえて、水槽に移す準備までを行いました。
今回は、水合わせをしたあとの、水槽への引っ越しと、当面の注意点を書きます。

・メダカを水槽に移す。

水合わせをしたら、メダカをこれから飼う水槽に引っ越しさせます。
引っ越しの方法は、網ですくう、そのまま水槽に流し込むなど、様々な方法がありますが、ここでは、大勢の方が行うであろう、網を使っての引っ越しの説明をします。
1.網の準備
網は、百円ショップなどで売っている、小型魚用の網でよいかと思います。
ただし、あまり浅いもの、網の口が狭いものは、メダカをつかまえるのに苦労することがあります。

2.メダカをすくう
メダカをすくう際、すくおうとすると当然ながら素早く逃げ回ります。
ここで大切なのは、網で追いかけまわさず、一カ所で静かに網を入れて待ってみて、上や周辺にメダカがきたらすくうようにしてください。
なぜなら、メダカは一時的にはその場から逃げる傾向がありますが、習性として、元の位置に戻ってくるといわれています。また、無理矢理追いかけまわすと、網と水槽の間に挟まって、最悪の場合、命を落とす場合があります。焦らず時間があるときに、十分注意してすくってください。
もう1点、大きなメダカは少しではありますが、飛び跳ねることがあります。網が浅いと、飛び出る可能性があります。軽く手で網をフタする感じで移動すると、より安心といえます。

 

3.メダカを入れ終わったら・・・
メダカを水槽に入れたら、まだ落ち着かない感じで動き回っています。
この場合、餌を与えても食べない場合が多いです。
また、環境に慣れさせるつもりで、その日は餌を与えなくてもよいかと思います。水草や石がある場合、プランクトンが水槽内にいるため、それらを食べるから大丈夫と自分は考えます。

当面の注意点
万全の体制で水槽にメダカちゃんを移しても、そこは今まで住んでいた場所と違う水といえます。自分たちと同じように環境に慣れるまで時間がかかります。
水槽に迎え入れて、「さあ、餌をあげてかわいがろう」と自分も6年前に初めてメダカちゃんを迎え入れた時は思いましたが、当分の間は少しずつ餌を与えて食いつきを見てください。
これは、メダカちゃんを飼う期間ずっとに言えることですが、餌は5分で食べきれる量を与えてください。粒状で水が汚れないであろう餌でも、食べ残して水槽の底に沈むと、水質を悪化させてしまいます。また、メダカは餌を与えない期間が1週間続いても、水草などがあれば、藻を食べて生きていけるといわれています。